旅行から帰ってきました。
お義母さんがきちんと水をやってくれていて、盆栽ちゃんたちはみんな元気でした。
さて、旅行先でこんな白樺に出会いました。
ほぼ根元から、クネクネに曲がっています。
後ろ側から見ると、こんな感じ。
白樺というと、まっすぐ上に伸びている姿しか見たことがなかったので、とても驚きました。
この木があるのは、秋田の鳥海山。
豪雪地帯の山で、すぐ近くにまだ雪が残っているくらいの場所にあります。
きっとこの白樺は、まだ若木の頃から、雪国の長ーい冬の間雪に押しつぶされて、短い夏に一生懸命伸びて成長してきたんでしょう。
そして人は、こういう木の生命力とか力強さに心を打たれて、これを鉢の上に再現したいと思って、盆栽の色んな樹形作りの技術が発達したんだろうな、なんて思いました。
どうして盆栽に針金をかけてクネクネさせたり、大きく傾けたりさせるのか、それを教えてくれた白樺でした。